分かりやすい透析解説シリーズ~まとめ~

まとめ
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分かりやすい透析解説シリーズのまとめ

これまで6回にわたって新人スタッフ向けの「分かりやすい透析解説シリーズ」を投稿してきました。
今回はそのまとめの記事になります。6回分の内容を振り返っていきましょう。

腎不全と腎臓の機能

シリーズ1回目では腎不全と腎臓の7つの機能について解説しました。

腎不全

透析治療とは腎不全に対する治療でしたね。この時の記事では腎不全の原因疾患と腎臓の7つの役割について説明しました。
簡単におさらいしましょう。

慢性腎不全の原因疾患

透析導入の原因となるのが慢性腎不全です。
慢性腎不全の原因疾患として、『糖尿病性腎症』『慢性糸球体腎炎』『腎硬化症』などがありましたね。

急性腎不全の原因疾患

急性腎不全とは何らかの疾患が原因で急激に腎機能が悪くなる事です。慢性腎不全との違いは急性腎不全は原因疾患が治癒すれば腎機能が元に戻る事です。

急性腎不全は原因疾患がどこにあるかによって『腎前性』『腎性』『腎後性』に分類されます。
それぞれどのような疾患があったか復習しておきましょう。

腎臓の7つの機能

腎臓には7つの機能がありました。その7つとは

  • 老廃物の排泄
  • 水分の調整
  • 電解質の調整
  • 酸塩基平衡の維持
  • 造血刺激ホルモンの産生
  • ビタミンDの活性化
  • 血圧の調整

でしたね。
それぞれの機能を復習しておきましょう。

シリーズ1回目の内容は主に『腎不全』と『腎臓の機能』についてでした。
あらためて確認したい方はこちらの記事をチェック

腎臓の解剖

シリーズ2回目では腎臓の解剖について解説しました。
腎臓は多数の血管や組織が複雑に入り乱れていましたね。

血液をろ過するのが糸球体、貯留するのがボウマン嚢です。この2つを合わせると腎小体と呼ばれます。
原尿からの再吸収と血液からの分泌を繰り返し行うのが尿細管です。この尿細管と先ほどの腎小体を合わせて腎単位(ネフロン)と呼ばれるのでしたね。

さらに尿細管は近位尿細管、ヘンレループ、遠位尿細管と細かく分かれています。
それぞれの場所で再吸収や分泌を行う物質が違うので注意しましょう。

シリーズ2回目の記事はこちら

透析の原理

3回目では透析の原理について解説しました。

透析の原理でとても大事なのは『拡散』と『限外濾過』でしたね。
拡散は濃度差を推進力とした溶質の移動、限外濾過は圧力差を推進力とした溶媒の移動です。

拡散
拡散
限外濾過
限外濾過

溶質と溶媒という言葉もよく使うので覚えておきましょう。

拡散と限外濾過により腎臓の機能のうち「老廃物の除去」「電解質の調整」「水分の調整」「酸塩基平衡の維持」を代行するのでしたね。

透析の原理について復習したい方はこちら記事をチェック

シャント

4回目~6回目にかけてはシャントについての解説をしました。
シャントは透析患者さんにとってとても大事なものなので少し長めに解説しました。
全て読んでくださった方はありがとうございました。

通常の静脈だと血液に流量が足りないため、静脈と動脈を繋ぎ合わせて透析が出来る血液流量を確保したものがシャントです。

シャントの種類

シャントには『内シャント』『外シャント』『人工血管(グラフト)』『動脈表在化』『長期留置カテーテル』といった種類がありました。
それぞれの特徴と注意点を復習しておきましょう。
シャントの基礎と種類についての記事はこちら

吻合方法

また、一番使われている内シャントでも吻合方法に3つの種類がありました。
それぞれ『端々吻合』『側端吻合』『側々吻合』と呼ばれ、吻合方法によってメリットとデメリットがありました。
シャントの作成部位と吻合方法についての記事はこちら

シャント管理

シャント管理とシャントトラブルについても解説しました。
シャント管理において大事なことは『閉塞させない』『感染させない』『透析効率の維持』でしたね。
そのすべての予防につながるのが日頃からシャントを観察する習慣をつけておくという事です。

シャント管理をしっかりしていてもシャントトラブルが起こる事はあります。
主なトラブルは『閉塞と狭窄』『静脈瘤』『静脈高血圧症』『スチール症候群』などです。
どんなトラブルに対しても早期発見というのが重要です。
トラブルを早期発見するためにも日常のシャント管理をしっかりと行いましょう。
シャント管理とトラブルについての記事はこちら

まとめ

これまで透析に必要な基礎知識を解説してきました。
新人スタッフにとっては勉強になったのではないでしょうか?
もっちゃんブログで勉強した事が現場で役に立つ事を願っています。

ベテランスタッフの方には物足りない内容だったと思います。すみません(-_-;)

次回からは透析スタッフとして一人前の証である『透析技術認定士試験』に合格できるレベルを目指した解説記事を書いていきます。

これからももっちゃんブログをよろしくお願いします。

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