腎臓の構造と役割を勉強しよう!~腎臓の解剖~

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腎臓の解剖生理

今看護師や臨床工学技士として透析治療に携わっている人でも、実は「学生の頃から解剖生理は苦手でした・・・」という方も多いのではないでしょうか?

透析を理解する上で腎臓の解剖生理の知識は必要不可欠です。
今回は意外と苦手な人が多い「腎臓の解剖」について一緒に復習していきましょう!!

腎臓の場所と大きさ

腎臓の位置

腎臓は大体腰辺りの位置で背骨の両側にあり、それぞれ右腎・左腎といいます。
大きさは約150gで握り拳ぐらいの大きさです。右腎は左腎に比べ1〜2cm低い位置にあります(右腎の上に肝臓があるため)

腎臓の解剖

腎臓の詳細

出典元:松村譲兒『運動・からだ図解 解剖学の基本』,株式会社マイナビ出版, 2020, p153

腎小体

糸球体とボウマン嚢(糸球体嚢)をまとめて腎小体といいいます。
さらに尿細管も含めると腎単位(ネフロン)といいます。

糸球体やネフロンという言葉は良く出てくるのでしっかり覚えておきましょう!!

糸球体・ボウマン嚢

輸入細動脈から流れてきた血液をろ過します。
血球やタンパクなどの大きい物質は血液中に残り、老廃物などの小さい物質はボウマン嚢にこし出されます。
このこし出されたものを原尿といい1日に150Lも作られます。
後で説明する尿細管によって原尿150Lのうちの99%は再吸収されます。

ふるいをイメージすると分かりやすいよ。

粉が固まって大きくなったものはふるいの上に残って、小さな粒の粉だけがふるいから落ちていくよね。

輸入細動脈・輸出細動脈

輸入細動脈は糸球体に入ってくる血管で、まだ何の処理もしていない血液が流れています。
輸出細動脈は糸球体から出ていく血管で、最初は血球やタンパクなどの大きい物質(糸球体でろ過されなかったもの)が主に流れていますが尿細管で水や電解質の再吸収が行われ、最終的には適切な水分量・電解質バランスになった血液が体内に戻っていきます。

尿細管

原尿から必要な物は再吸収し、不要なものを分泌します。
ボウマン嚢に近い方から「近位尿細管」「ヘンレループ」「遠位尿細管」に分かれています。
さらに遠位尿細管の先は集合管という器官に繋がっています。

再吸収とは必要なものを原尿から血液中に回収する事。

分泌とは不要なものを血液中から原尿に捨てる事。

言葉の意味も一緒に覚えよう!

近位尿細管

グルコースやNa、水などを再吸収。原尿の約80%はここで再吸収されます。

ヘンレループ

水、Na、Cl、などが再吸収されます。

遠位尿細管

Na、HCO3(重炭酸イオン)、が再吸収されNH3(アンモニア)、H(酸)などが分泌されます。

集合管

水などが再吸収され尿が出来上がります。

尿細管では再吸収と分泌を繰り返しながら尿と血液の成分を調整するんだ

出典元:中島雅美『運動・からだ図解 生理学の基本』,株式会社マイナビ出版, 2020, p203

まとめ

腎臓には様々な器官が存在しており、それぞれがろ過(糸球体)、貯留(ボウマン嚢)、再吸収と分泌(尿細管)が行われています。
透析治療とはこの腎臓の複雑な機能を模した治療です。腎臓の機能を理解する事で透析治療の理解にも繋がります。

今回は腎臓の解剖生理のホントの基礎の部分だけ説明しました。

もっと深く勉強したい方は、今回の参考資料にもさせていただいた下の2冊の書籍がオススメです!

今日の内容はYoutubeでも公開しています!!

【透析講座】透析に必要な基礎知識〜腎臓の解剖〜
参考資料

出典元:松村譲兒『運動・からだ図解 解剖学の基本』,株式会社マイナビ出版, 2020, p153
出典元:中島雅美『運動・からだ図解 生理学の基本』,株式会社マイナビ出版, 2020, p203

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