透析中のアレルギー反応 原因と対策~透析技術認定士合格までの道~

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透析技術認定士 『安全対策』 アレルギー反応

こんにちは!もっちゃんです!!

今回は透析中に起こる可能性のあるアレルギー反応について解説していきます。

体外循環中は医療材料(血液回路やダイアライザ)と血液が直接触れ合います。この医療材料が異物と認識され稀にアレルギー反応が起こります。重篤な場合はアナフィラキシーショックを起こすこともあります。

アレルギー反応は透析開始直後に発生する事が最も多く、呼吸困難・蕁麻疹・低血圧などの症状を引き起こす事があります。

今回はアレルギー反応の原因や対策について解説していきます。

主な原因

PVPへのアレルギー反応

PVPはポリビニルピロリドンの事で透析膜を親水性にするために用いる物質です。
(親水性とは水が染み込みやすい性質の事)

まれにこのPVPにアレルギー反応を起こす患者さんがいます。

ファーストユース症候群

RC膜(再生セルロース膜)を使用する事で血圧低下や一過性の白血球減少が起こる事。補体活性が関与していると言われています。

PAN膜やLDL吸着とACE阻害薬の併用

PAN膜使用時にACE阻害薬を使用するとアナフィラキシーショックが起こるとの報告が上がっています。

PAN膜とは積層型のダイアライザにのみ使用されています。

ナファモスタットメシル酸塩に対するアレルギー反応

ナファモスタットメシル酸塩は出血傾向や術後の患者さんに使用する抗凝固薬ですがアレルギーを起こしやすいという特徴があります。

対策

PVPを使用していないダイアライザの使用

ニプロ社製のダイアライザや日機装社製の一部のダイアライザにはPVPが含まれていません。

合成高分子膜の使用

セルロース膜でファーストユース症候群を起こした場合は合成高分子系の膜に変更する

ACE阻害薬使用中の患者さんにはPAN膜を使用しない

ナファモスタットメシル酸塩ではワンショット禁止

透析開始時には抗凝固薬をワンショットで入れますが、ナファモスタットメシル酸塩はアレルギーを起こしやすいためワンショット禁止です。

また、一度ナファモスタットメシル酸塩でアレルギーを起こした事のある患者さんについては使用禁止にします。

まとめ

今回はアレルギー反応について解説しました。

ここで紹介したのは透析に使用する材料や薬剤の中でも比較的アレルギーを起こしやすいものばかりです。これ以外にも様々な物質でアレルギーを起こす患者さんがいます。アレルギーとは人によってどんな物で起こすか分かりません。

もし治療中にアレルギー症状が出た場合は、何が原因かを素早く特定しその物品を使わないようにするという事が重要です

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